宝塚記念解析・統計

１．天皇賞馬との相性は？

その年、宝塚記念以前の春競馬で、古馬の長距離最強馬としては春の天皇賞馬が最有力候補の１頭に挙げられる。それらの馬が宝塚記念に出走してくることは当然あるのだが、さて、８０年以降の、ここ２５年の、その年の春の天皇賞馬の宝塚記念での成績を見てみよう。

１着
７頭（モンテプリンス、タマモクロス、イナリワン、ビワハヤヒデ、テイエムオペラオー'００、ヒシミラクル、ディープインパクト）
２着
５頭（カツラノハイセイコ、メジロマックイーン’９１、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー’０１、メイショウサムソン）
３着
０頭
着外
４頭（ニチドウタロー、モンテファスト、クシロキング、メジロブライト）

延べ１５頭が出走し、３着はいないことから、連対するか着外かの結果が出ている。これまではっきりと明暗がわかれるとは、これはどういうことか。探偵団では総力を挙げてこの謎を解き明かそうと捜査に挑んだ…。やはり！見つかった！実は、各馬の天皇賞・春での人気に秘密があったのである。

１着
７頭（モンテプリンス①、タマモクロス①、イナリワン④、ビワハヤヒデ①、テイエムオペラオー①、ヒシミラクル⑤、ディープインパクト①）
２着
５頭（カツラノハイセイコ②、メジロマックイーン’９１①、スペシャルウィーク①、テイエムオペラオー’０１①、メイショウサムソン②）
３着
０頭
着外
４頭（ニチドウタロー③、モンテファスト⑥、クシロキング③、メジロブライト①）

天皇賞・春を１、２番人気で勝って、宝塚記念に出走してきた馬は宝塚記念でも連対することがお分かり頂けるであろう。天皇賞で１，２番人気でなくとも宝塚記念で連対している馬が２頭いることから、それもありえるのだということは頭に入れておきたい。また、天皇賞で１番人気なのに連対を外している馬が１頭いる。メジロブライトだが、この時はゲート入りに時間がかかったり、出遅れたり、スムーズな競馬ではなかった。従って、例外として扱ってもよいのではないだろうか。

２．有馬記念２着馬の法則

前年の有馬記念２着馬の翌年の宝塚記念での、奇妙ともいえる法則が見つかった。ここ３０年間のデータを見てみよう。

・前年の有馬記念２着馬の宝塚記念での成績
Ｓ５１　フジノパーシア　　　①
Ｓ５２　テンポイント　②
Ｓ５４　インターグロリア　　⑫
Ｓ５６　カツラノハイセイコ　　②
Ｈ３　メジロライアン　　　①
Ｈ６　ビワハヤヒデ　　①
Ｈ９　マーベラスサンデー　①
Ｈ１３　メイショウドトウ　　①
Ｈ１５　タップダンスシチー　③
Ｈ１６　リンカーン　　③
Ｈ１７　タップダンスシチー　⑦
Ｈ１８　ディープインパクト　①
Ｈ１９　ポップロック　　　　③

のべ１３頭が該当し、なんと６勝８連対、３着３回。かなりの確率で馬券対象となる。

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